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本尊(仏像・掛け軸)
宗派と本尊
一般的に仏壇の中央にはご本尊を安置します。
ご本尊とされるものは、釈迦如来坐像・阿弥陀如来坐像・阿弥陀如来立像・大日如来などがあります。ご本尊は菩提寺の宗派によってそれぞれ異なりますので、故人・ご自身・家系での宗派を確認しておくとよいでしょう。
中央のご本尊の左右には菩薩・明王・天などの脇侍を安置します。脇侍はご本尊の教化を補佐する役割を持つとされています。
宗派によって本尊に対する脇侍はある程度限定されますが、お祀りする方の信仰により、観音菩薩・地蔵菩薩・不動明王などを脇侍として安置する場合もあります。
最近では小さな仏壇を使用する方も多く、ご本尊のみでお祀りすることも多くなっています。
本尊のタイプ
ご本尊をお祀りするには立体の仏像と平面の掛け軸のタイプがあります。そのどちらにするかという決まりはありません。寸法は、仏壇内部の大きさに合わせてお選びします。立体の仏像には、金箔で仕上げたもの、白木のもの、金属製のものがあります。
漆箔仏
金箔を押し彩色を施し仕上げた仏は、仏像本来の姿を表現しているものと言えます。
白木仏像
白木の仏は、檜・柘植(黄楊)・白檀などを使用して彫られています。
柘植(黄楊)木目が派手ではなく、やや黄味を帯びており、美しい光沢が出る材質です。色艶は年月が経つほどに増していき、味が出てきます。
白檀は昔から高級香木として名高い銘木です。色艶もよく、他の材質と比べてとても重厚感があり、非常に高級感があります。近年では、材質としての輸入も大きなものは入りにくくなっております。
鋳造仏
金属製の仏は、鋳造によって造られ、金メッキが施されています。木製の仏と比べると経年劣化が若干早く見られる場合があります。
掛け軸
掛け軸タイプは、従来の掛け軸のものとスタンド式のものがあります。
スタンド式のものには、一枚に絵の中に本尊と脇侍が書かれているものやレリーフとして薄く彫られているものも出てきています。
仏壇
仏壇はご先祖を供養するため、そして「小さな寺院」として仏様(ご本尊)をご安置するための大切な場所です。
安置する場所について
安置する向きについては、仏教では十方どの方角にも仏様はいらっしゃると言われているので方角に吉凶はありませんが、真北を向く北向きは避けて置くのが一般的です。
また直射日光のあたる場所や湿気の多いところ、冷暖房の風が直接当たる場所は避け、毎日のお参りがしやすい場所に安置するのが良いでしょう。
仏壇を安置する場所が決まったら、その場所の巾、奥行、高さなどをきちんと図りましょう。仏壇が置けるだけでなく扉が開く分の横幅が必要となります。
仏壇の形式
仏壇の形式は、上置きタイプ、床置きタイプなどがあります。
上置きタイプ
整理タンスやサイドボードの上、押し入れの上半分を使ったスペースなどに置いて使用します。
床置きタイプ
仏間や床の間、またはリビングなどに置いて使用します。壁を背にして置くことも多く、座って落ち着いてお参りができます。モダン仏壇の床置きタイプのものは、椅子に座ってのお参りに適しています。
仏壇の種類
モダン仏壇
どんなお部屋にも合う機能的でオシャレなデザインのお仏壇です。現代風のお仏壇ですが、畳の和室にもマッチします。
唐木仏壇
伝統的な唐木材や輸入銘木、日本の銘木を使用した仏壇です。同様の木目を持つ製品(転写・シート張り)や白木材を着色した製品も広義の意味での唐木仏壇に分類されます。
金仏壇
黒の塗装と金箔や金粉の黄金の輝きを特徴とする仏壇。
塗り仏壇と呼ばれることもあり木目を活かす唐木仏壇と対をなします。
祖霊舎(神徒壇)
祖霊舎は、御霊舎や、神徒壇、祭壇宮とも言われ、先祖や故人の御霊が宿っている霊璽を家庭で祀る仏式の仏壇に当たるものです。
仏壇の材質・色合い
仏壇に使われている木材の種類は、黒檀や紫檀、桑、ウォールナットなどの銘木と呼ばれている木材があります。
また表面材の使用工法の種類は、無垢、厚板貼り、薄板貼り、木目調プリント、着色仕上げなどの工法があります。
宗派とご本尊
一般的に仏壇の中央にはご本尊を安置します。
ご本尊は菩提寺の宗派によってそれぞれ異なりますので、故人・ご自身・家系での宗派を確認しておきましょう。
無宗派などの方は、ご先祖のお位牌を中央に祀りお参りしていただいても良いでしょう。
位牌
白木の位牌から本位牌へ
白木の位牌は、葬儀の際に用いる仮の位牌です。
仏壇に安置される位牌は「本位牌」と呼ばれ、四十九日までに作るのが一般的です。
白木位牌は、四十九日の法要の時に菩提寺にお納めして、新しく作った本位牌はご住職に魂入れをしていただき仏壇にお祀りいたします。
位牌の種類と大きさ
本位牌には、黒漆塗りの塗り位牌や黒檀紫檀の材質の唐木位牌などがあります。
呂色位牌
漆黒の平面に表現される深い艶
漆を塗り重ね何度も「炭研ぎ」「擦り漆」「磨き」を繰り返すことで得られる「呂色仕上げ」ならではの気品がある艶。「漆黒」と呼ばれ、他の塗料では表現できない漆ならではの深い黒の塗り肌が特徴です。
「炭研ぎ」
工程に合わせていくつかの炭や砥石を使い分け、絶対的な平面に近づけるように何度も研磨します。
「磨き」
菜種油と角粉(つのこ)などの磨き粉を用いて、手のひらの柔らかい部分で優しく磨き上げます。
極上塗位牌
木地からこだわった柔らかで上質な塗り肌の表現
上質な上塗り用の精製漆を使い、柔らかな光沢のふっくらとした塗り肌を表現するため、木地や下地加工からこだわりました。
漆塗位牌
会津塗の伝統を受け継いだ位牌
今から400年以上前となる天正18(1590)年会津の領主となった名将・蒲生氏郷公が、近江から木地師を招き、会津塗の基礎を築きました。その伝統と技は連綿と受け継がれ、美しい蒔絵と祈りの心とともに漆塗位牌の品質を支えています。
会津金春慶塗位牌
金春慶漆
薄色に施した透漆と「微粒化した金」を混練りすることで今までにない紅色に発色する漆です。「耐光性」や「耐久性」に優れた漆です。
最近では、モダン仏壇に合うようにデザインされた位牌も各種出てきています。
新世紀位牌
位牌をお選びになる場合、位牌の形は宗派には関係ありません。故人にふさわしい、お好みの形をお選びいただくことができます。ですが、すでに位牌がある場合は、同じ形で揃えてお選びになる方が多いです。位牌の大きさは、仏壇に入れたときの収まりが良いように選びます。
初めての位牌の場合は、安置する仏壇なりをあらかじめご検討されてから、位牌の大きさを選ぶのがよろしいと思います。
すでに位牌がある場合は、ご先祖の位牌と同じ大きさか、少し小さい位牌を選ぶのが一般的です。
位牌を作るには
位牌を作るには、故人様の戒名、亡くなった年月日、生前の名前、亡くなった時の年齢が必要になります。(白木の位牌、写真に撮ったもの、書いたものなどをお持ちください。)すでにご先祖の位牌がある場合は、その位牌をお持ちいただくか、写真や寸法をご用意いただくと、とても参考になります。
位牌の文字には手書き文字と機械彫り文字とがあります。手彫りで作ることもできますが製作時間がかかります。
手書き文字は、漆で手書きした文字に金粉を蒔きつける蒔絵技法で仕上げています。
機械彫り文字は、機械で戒名を彫り、本金箔を入れて仕上げています。
位牌に文字を入れるには、10日から15日程かかります。
お早めにご準備いただけますよう、お願い申し上げます。
先祖代々の位牌
先祖の位牌が増えて、仏壇に納めることが難しくなってきた場合は、回出位牌(戒名を入れる板が10枚位入る箱型の位牌)や、先祖代々の位牌を作ったり、過去帳にまとめるなど、いろいろな方法があります。ご相談ください。
過去帳
過去帳と位牌
過去帳には、先祖代々の戒名・生前の名前・亡くなった年月日・亡くなった年齢などを命日の日付のページに記入します。(日付がなく順番に記入する物もあります。)仏壇に置かれる位牌と過去帳は非常に深い関係にありますが、その性質は若干異なっています。位牌は亡くなった人魂が宿るもの、追善供養のためのものと考えられていますが、過去帳は今まで亡くなってきた人のことを記す帳面としての意味を持ちます。
過去帳の種類
過去帳はいろいろな種類材質(表面)のものがあります。金襴、黒檀紫檀材、黒漆塗りなど、最近ではウォールナット、メイプルなどもあります。安置する場所に合わせてお選びいただくことができます。
過去帳の記入
過去帳に記入をする場合、だれが記入してもかまわないので、家族の手で書いてもなんの問題もありません。故人との思い出を懐かしみながら筆をとるのも、ひとつの供養のあり方かもしれません。
お寺に依頼をして書いてもらうこともできます。当店でも過去帳の記入を承っております。